3年半の間に17才・18才・18才・19才で星となった先代の猫たち。
それから半年後、3ヶ月で保護猫として我が家にやってきた2匹のメスはもうじき3歳。キャリーケースに入れられ車で連れてこられた知らぬ家では、ソファの下を隠れ家にして不安と闘いながら2匹で寄り添い慣れていくのでした。
知恵がありそうな黒猫が隠れ家から、忍び足でキッチンの方に遠征し戻ると相棒に、「大丈夫みたいだよ」と教えているかのよう。カーテンに「ピョン」と飛びつくのを覚えたのも順番は同じ。2匹は血のつながりはないのですがとにかく仲むつまじいのです。
別な2匹の保護猫
それから1年後。今度の2匹はやはり3ヵ月の保護猫オス。
拠点をソファの下にしての行動バターンは先住の2匹とそっくり。男気ある方にもう一匹がくっついていきながら暮らしの技を身につけていきます。
それを先住メス2匹は、
「大丈夫よ〜、私たちも通ってきた道だからね〜」
と言わんばかりにフロアーに横たわりながら目で追います。
2歳になったオス達は先住メスよりゆうに一回りも大きく、筋肉質で重量感もたっぷり。身のこなしぶりをアピールするかのように、フワッとリビングボードの上に登っては物を落とし、キッチンやゴミ箱から小物を見つけてはじゃれながら走り回ってと、いろいろやらかしてくれます。
猫社会を仕切る黒猫
1日18時間近くを寝て過ごす猫。黒猫が昼寝から目覚め2階にあがると、いつの間にかぞろぞろと3匹が連なります。
毛づくろいが好きな猫。みるとオス達は黒猫に寄りそって毛づくろいをし、もう一匹のメス猫は脇役。人には上手に甘えながらも猫社会を見事に仕切る黒猫。
黒猫にまつわる話は多くあります。ヨーロッパの魔女狩りと都市伝説、宅急便クロネコヤマトのロゴのいきさつ、魔女の宅急便のジジ、小説「吾輩は猫である」にも登場、など。
黒猫を観察していると、持って生まれたような生きるすべが不思議な魅力に思えてきます。
キュティアショップ
代表 猪熊洋文